2022年第2回定例会の報告

物価高対策に50億円の補正予算

2022年の第2回定例会(6月県議会)が、6月14日から29日までの16日間の会期で開会されました。今回は、物価高対策として、私立幼児教育・保育施設の給食費や公共交通機関の運行経費などに、幅広く支援するとしています。

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今回の一般会計補正予算は、原油高や物価の高騰で生活に困窮する県民や中小事業者への支援策が盛り込まれています。財源は国の支出金が50億1667万円で、県の基金から2407万4千円を繰り入れるなどして、補正総額は50憶4874万4千円。
主なものとして、「生活福祉資金貸付事業」に1億1719万5千円。これは、物価高騰等に直面する生活困窮者等への支援するため、緊急小口資金等の特例貸付を実施するための貸付原資等の補助です。また、食材費が高騰する中、給食費等の値上げの抑制と保護者の経済的負担軽減のため食材費増加分を支援するための「給食等負担軽減緊急支援関連事業」に9658万円。感染症や物価高騰の影響を受け家計が急変した世帯を支える「高等学校授業料支援関連事業」に1523万9千円を当てます。
その他にも、コロナ禍と燃料費高騰で厳しい経営状況の地域公共交通事業者への支援として、乗合バス等の運行に必要な経費の助成を行う「地域公共交通燃料高騰緊急支援事業」や、燃油価格高騰下での園芸農家の経営安定のため省エネ機器導入の支援拡充を行う「施設園芸燃油価格高騰緊急対策事業」、また輸入に依存する小麦の生産拡大を図るための団地化や営農技術・機械の導入支援のための「小麦産地生産性向上緊急対策事業」など、幅広く対応できる補正予算となっています。

◎主な補正事業の内容
生活者支援に関する事業
<生活福祉資金貸付事業> 1億1,719万5千円
緊急小口資金等の特例貸付を実施する県社協へ貸付原資等の補助。
・緊急小口資金(回数1回) 上限20万円以内 無利子
・総合支援資金(期間原則3か月以内)月20万円以内(2人以上)
月15万円以内(単身) 無利子
<生活困窮者自立支援事業> 806万2千円
物価高騰等に直面する生活困窮者等の生計等の維持を図るため支援金を支給。
・支給額 単身世帯 6万円、2人世帯 8万円 3人以上世帯 10万円
<給食等負担軽減緊急支援関連事業> 9,658万円
給食費等の値上げを抑制し保護者の負担軽減のため、学校等に食材費増加分を支援。
・私立幼児教育・保育施設(638施設) 私立小学校(1校)
・県立特別支援学校、定時制高等学校(14校) 子ども食堂(89施設)
<高等学校授業料支援関連事業> 1,523万9千円
保護者の経済的負担軽減のため家計急変した世帯に授業料支援を実施。
・高等学校 世帯年収590万円未満となる家計急変世帯
・高等学校専攻科 世帯年収380万円未満となる家計急変世帯事業者支援に関する事業
<物価高騰対応中小企業等業務改善支援事業> 8億2,800万円
物価上昇の中で生産性を向上させ賃金を引き上げる中小企業等を支援。
<地域公共交通燃料高騰緊急支援事業> 1億7,991万6千円
燃料費高騰により厳しい経営状況にある地域公共交通事業者の事業継続を支援するため、乗合バス等の運行に必要な経費を助成。
<施設園芸燃油価格高騰緊急対策事業> 2億円
燃油価格高騰下における施設園芸農家の経営安定を図るため、省エネ機器(ヒートポンプ、多重被覆等)導入への支援を拡充。
<小麦産地生産性向上緊急対策事業> 3,800万円
輸入に依存している小麦の生産拡大を図るため、団地化や営農技術・機械の導入等を支援。

ロシアのウクライナ侵略に抗議する決議を全会一致で採択しました

本日3月7日、大分県議会でも「ロシアによるウクライナ侵攻に抗議する決議」が採択されました。県民クラブ、自由民主党、公明党の3会派による共同提案で、全会一致で採択されました。

今回のロシアによるウクライナへの信仰は、ウクライナへの主権と領土の一体性を侵害し、国際社会の平和と秩序、安全を脅かすもので、国連憲章に違反する行為で、平和主義の下、断じて容認できないと厳しく非難しています。

また、この軍事侵攻が経済へ与える深刻な影響も懸念し、ロシア軍の即時撤収、国際法の遵守を強く求めています。

また日本政府に対し、ウクライナへの支援とウクライナ在留邦人の安全確保に全力を尽くすことと、国民生活への影響を最小限に抑えるよう要請する内容となっています。

「侵攻」より「侵略」という言葉の方が適当ではないかと思いますが、ロシア軍の早期撤退、戦争中止等を求める抗議決議を早期に採択できたことは成果です。平和主義を憲法に持つ日本が、その外交力をもって今回の戦争を早期に収めるよう求めていかなければなりません。

どのような理由があっても、戦争は絶対にしてはなりません。命は何ものにも代えがたい大切なもの。そして、戦争の犠牲は常に社会的弱者が受けるのです…。


 

県立農業大学校のプリンセス・リーフ

県立農業大学校のプリンセス・リーフ
すてきな染色の技術に驚き!!

2022年02月02日 大分県立農業大学校にて

 少し時間が経ってしまいましたが、2月のはじめに県立農業大学校で「プリンセス・リーフ」を見せていただきました。私はまったく知らなかったのですが、同じ会派の平岩議員と玉田議員に誘われて、同行させてもらいました。

プリンセス・リーフとは、植物を染料で染めてアレンジフラワーとして商品とするものだそうです。そのために、この数年農業大学校の研究室で取り組んでいるそうです。今は葉牡丹染色を中心に研究しているそうで、「葉牡丹染色で第一線を走りたい」と、担当の方は意気込みを語っておられました。研究の課題は、「むらなく染める」「葉っぱには色をいれない。葉を枯らさない」。これができれば、ほかの花にも応用して使えるということです。

現在、県下で葉牡丹生産をしている農家は32戸、うちプリンセス・リーフ研究会(染色を実施)加入が11戸だそうです。染色した葉牡丹は通常の価格より3倍ほどの値で売れるようで、「実際にはない色を作ること。葉牡丹と気づかれない色ができれば、アレンジにも使いやすい」のだそうで、大体年末までが葉牡丹の旬で、1月を過ぎると見向きもされなかったのを、2月にも売れるように今取り組んでいるそうです。

現在課題となっているのが、やはり11戸の生産者の「色のばらつき」だそうで、これを大学校の方で指導やアドバイスしながら統一できるようにしているということでした。一方で「次は菊に取り組みたい」と、次の研究の目標を定めて取り組みを進めようとしていました。これからも独創的な研究を進めて、大分県独自の農業生産物の開発に力を注いでほしいですし、そのために私たちにできることがあれば、ぜひ力になりたいと思いました。

臼杵市の成人式開催

臼杵市の成人式開催

昨年はコロナでリモート開催。
今年は、みんなが集まれてよかったです。

暖かい陽射しに恵まれ、2022年1月9日(日)に臼杵市民会館で、臼杵市成人式が開催されました。約300人の新成人の若者たちが、ひさびさに集いました。

午前10時30分、田村臼杵市副市長の開会の言葉でスタート。中野五郎臼杵市長が式辞を述べた後、森優子県中部振興局長、匹田郁市議会議長、志村学県議に続き、私もお祝いの言葉を述べさせてもらいました。

でも、圧巻だったのは「二十歳の誓い」を宣言した新成人代表の三浦元暉さん。この2年程のコロナ禍の中、これまでの新成人が体験したことのない苦労があっただろうという中、新成人としての自覚と責任感を感じるしっかりとしたお話をされました。「おとなとしての自覚と責任をもって、明るく希望に満ちた臼杵市作りの一員となることをめざしたい」という言葉を頼もしく感じました。

 この年の子どもたちは、中学生のころからいろいろなことがあった学年と言われていましたが、そんなことは微塵もなく、むしろ私たち今の大人の方が教えられた気がしました。新成人に負けないように私もがんばります。

2022年 あけまして おめでとうございます

 

 

 

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

「コロナコロナ」の2021年から、新しい年へ!今年は、これまでの「普通の生活」「当たり前の日常」が戻る1年にしたいですね。多くの人々を苦しめた新型コロナウイルス。ワクチン接種も広く行き渡ったとはいえ、まだ完全な「終息」にはなっておりません。

残念ながら、新たな変異ウイルス「オミクロン株」が、猛威を振るいそうです。手洗い、換気、マスク着用、「三密」を避ける行動など、これまでと変わらぬ予防策をもうしばらくがんばっていきましょう。1日も早い「当たり前の日常」が戻ってくるように、私もこの1年健康に気をつけてがんばります。

2022年は、4月には臼杵市の市議会議員選挙、そして7月には参議院議員選挙があります。私たちの命と生活を守るために働いてくれる人に、議員さんとしてがんばってもらいましょう。そのためにも、今から政治に関心を持ち、どの候補者がどんな政治をめざそうとしているか、しっかり見極める目を養いましょう。そして、必ず投票に行き、大切なご自身の権利を行使しましょうね。