県立農業大学校のプリンセス・リーフ

県立農業大学校のプリンセス・リーフ
すてきな染色の技術に驚き!!

2022年02月02日 大分県立農業大学校にて

 少し時間が経ってしまいましたが、2月のはじめに県立農業大学校で「プリンセス・リーフ」を見せていただきました。私はまったく知らなかったのですが、同じ会派の平岩議員と玉田議員に誘われて、同行させてもらいました。

プリンセス・リーフとは、植物を染料で染めてアレンジフラワーとして商品とするものだそうです。そのために、この数年農業大学校の研究室で取り組んでいるそうです。今は葉牡丹染色を中心に研究しているそうで、「葉牡丹染色で第一線を走りたい」と、担当の方は意気込みを語っておられました。研究の課題は、「むらなく染める」「葉っぱには色をいれない。葉を枯らさない」。これができれば、ほかの花にも応用して使えるということです。

現在、県下で葉牡丹生産をしている農家は32戸、うちプリンセス・リーフ研究会(染色を実施)加入が11戸だそうです。染色した葉牡丹は通常の価格より3倍ほどの値で売れるようで、「実際にはない色を作ること。葉牡丹と気づかれない色ができれば、アレンジにも使いやすい」のだそうで、大体年末までが葉牡丹の旬で、1月を過ぎると見向きもされなかったのを、2月にも売れるように今取り組んでいるそうです。

現在課題となっているのが、やはり11戸の生産者の「色のばらつき」だそうで、これを大学校の方で指導やアドバイスしながら統一できるようにしているということでした。一方で「次は菊に取り組みたい」と、次の研究の目標を定めて取り組みを進めようとしていました。これからも独創的な研究を進めて、大分県独自の農業生産物の開発に力を注いでほしいですし、そのために私たちにできることがあれば、ぜひ力になりたいと思いました。