はじめの小窓No.4 思いがけない紅葉の美しさにひと時の癒やし

11月の後半、中津市の八面山平和公園に出かけました。本当は、別のところである映画試写会とトークイベントに参加しようと中津市に来たのですが、せっかくなので八面山にも行ってみました。これが正解!すばらしい紅葉を見ることができました。

この2~3年はあまり「紅葉狩り」など行かなかったのですが、いやいやよかっ   たです。よく見れば、少し最盛期は過ぎてあと2~3日ぐらいが見ごろかなという感じでしたが、お天気も良く紅葉した葉を通した光が美しかったです。

 

自然が生み出す素敵な色彩で、癒されたひと時でした。

ぜひ、多くの方に観てほしい映画です

           被爆者は日本人だけではない!多くのアメリカ人が核実験で被爆者に
私たちも、すでに被爆している

秋も深まり冬が近づく11月後半、中津下毛教育会館で、映画「放射能を浴びたX年後Ⅲ Silent Fallout(サイレント フォールアウト)」の上映会があるというので、妻に連れられて行ってきました。

会は午後からということなので、少し早めに家を出て、八面山の「平和公園」へ行ってきました。ここは、以前にも来たことがあり、中津の先生にお話を聞いたこともあります。この日は誰にもお願いをしていなかったので、自分たちだけでゆっくりじっくり見て歩きました。

他国では、戦争で多くの子どもたちの血が流されています。心地でも、かつてB29から脱出した米兵が捕らえられ、生きたまま解剖されたりしたと聞きました。戦争とは、本当にむごい。人の死を何とも思わなくなるんですね。改めて平和の尊さを感じました。

それと、まったく気に留めていなかったのですが、紅葉がすごくきれいでした。少し寒く感じましたが、紅葉の色づきにも目を奪われました。でも、そろそろ見ごろも終わりのようで、来週はもう散ってしまうのでは・・・。

せっかくなので八面山の展望台に登りましたが、見晴らしのよさにびっくり。恥ずかしながら初めて登ったのですが、心が洗われるような気がしました。「命の洗濯」というのは、こういうことをいうのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

有名な「道の駅なかつ」で食料を買い込みお昼をすませた後、中津下毛教育会館へ。1時間近く早く行ったおかげで、監督の伊東英朗さんとお会いでき、映画を作ったきっかけやその思い、映画に対する思いがけない反応や批評など、お話を聞くことができました。

「日本人はヒロシマとナガサキだけが被爆したと思っている。でも、本当は米国民もたくさん被爆している。それを米国民に知ってほしい」とおしゃっていました。核実験により101回も核兵器を投下された国が米国。米国民は政府によって被爆させられたのだとも訴えていました。

映画は、本当にショッキングな内容でしたが、日本ではどの映画館も取り上げてくれないらしいです。大分では2024年1月20日(土)午後2時から、大分県教育会館大ホールで上映する予定です。映画の後には、伊藤監督のトークイベントもあります。直接ご本人からお話していただくことで、映画の内容がより一層理解できます。

ぜひ、多くの方に観ていただきたいと思います。

地域課題別研究会in豊後大野市を開催しました

大分県議会 県民クラブ
~ 市民の方と活発な意見交流ができ、充実した会となりました ~

大分県各地のいろいろな課題を、県議会議員自ら出かけて行って、そこに住む方々と直接話をしながら、その要望等を県政の場で取り上げ、解決に向けて取り組むことを目的として、県民クラブは地域課題別研究会を行っています。11月4・5日に豊後大野市におじゃまして、市民のみなさんと意見交換会を開催しました。

当日は、川野文敏・豊後大野市長をはじめ、田嶋栄一・豊後大野市議会議長、吉川はじめ・衆議院議員、吉田忠智・立憲民主党大分県連代表にも参加をしていただきました。県民クラブ議員は10人が参加(1人は他行事で欠席)。その他にも、発表者とオブザーバーの市民の方が多数参加してくださいました。

まず初めに、大分県福祉保健部こども未来課より「大分県の育て支援制度」ついて、また同こども・家庭支援課より「困難な生活環境にあるこどもへの支援施策等」について、とくにこどもの居場所づくりやヤングケアラーへの支援の現状と課題の報告をしてもらいました。
その後、4人の方に発表していただきました。

(1)放課後児童クラブの運営の課題

(2)保護者からの放課後児童クラブの課題

(3)放課後デイサービスの運営の課題

(4)子どもたちの医療(小児科、産婦人科等)環境の課題

、などについて意見発表していただきました。

発表後、休憩もなく意見交換会に移りました。それぞれの施設が抱える厳しい課題や子どもたちの様子について意見がだされました。県や県議会、市に対する意見や要望もあり、川野市長はていねいに回答してくださいました。また、国に対する意見要望も出され、今後働きかけをしていくことを確認しました。
一つひとつの詳しい内容はここには書けませんが、予定時間を50分もオーバーするほど充実した意見交換会となりました。市民の皆さんにも喜ばれ、今後も県下各地に出かけて行って話をすることの大切さを確認することができた会でした。

二つの出来事を通して、戦争と平和について考える

― 嘉麻市 碓井平和祈念館での学習 ―
― 原水爆禁止、核廃絶を求める「平和行進」 ―

<7月2日日曜日>
福岡県嘉麻市にある碓井平和祈念館(うすいへいわきねんかん)に行ってきました。

1996(平成6)年に図書館との複合施設として開館し、「戦争」と「人権」の二つをキーワードに「平和」について考え・学ぶという施設です。
館内には戦争に関する様々な資料が展示され、今となっては大変貴重な戦争体験者の証言コーナーも設けられています。
また、正面玄関の前には星野村(現在の八女市)から分火された「平和の火」が灯っています。

祈念館のパンフレットによれば『平成8年4月27日、碓井町(現嘉麻市)は、原爆の悲惨さ及び愚かさ、平和の尊さを永久的かつ広範囲に伝え広めるとともに、豊かな未来を願い、「平和の塔」から火の分火を受けました』とあります。当時の54人の子どもたちによって、全行程63.1㎞を徒歩でリレーしながら、碓井町まで運ばれたそうです。
ある教職員の方が一度訪れて「もう一度行ってみたい」と言っていたので、私も行ってみたいなあと思っていました。展示内容はすばらしいもので、戦争と平和について考えさせられるものでした。

当日は、お忙しい中(日曜日!)にも関わらず、嘉麻市教育委員会の生涯学習課文化財係の松浦宇哲(たかあき)係長さんが、懇切丁寧にお話をしてくださいました。おかげで、展示資料の内容が、より深く理解することができました。本当にありがとうございました。

ウクライナとロシアの戦争をきっかけに、中国と台湾、北朝鮮情勢を口実に軍拡路線を推し進めようとする日本をはじめとする各国の為政者たちに、展示室の片隅に書かれていた次の文章を読んで、しっかりと心に刻み付けていただきたいと強く願いました。

「戦後75年を越え、日本で近代の戦争を記憶している人々は少なくなった。そしてこれからはもっともっと少なくなる。今、断片となって消え去ろうとしている戦争の記憶を我々はつなぎとめておかなければならない。(中略)
武力頼みの「平和」が憎しみの連鎖を生み出すことは、これまで世界で幾度となく繰り返されてきた戦争をみればあきらかだ。だからこそ、過去の戦争を学び、武力に頼らず「平和」を育む努力がこれからいっそう必要となってくるはずである」

自然に囲まれた環境の良いところでした。みなさんも一度訪ねられてはいかがでしょう?

<7月4日火曜日>
原水爆禁止を訴える「平和行進」に参加。コロナでしばらくできなかった平和行進ですが、久しぶりに核兵器廃絶や脱原発を訴えました。

行進の前に、臼杵市長に「平和行政」の積極的な取り組みや核兵器反対と平和教育の推進を要請しました。要請書を手渡した後、臼杵市長と意見交換を行いました。

原発などでは微妙な立場の違いは感じたものの、核兵器の使用する戦争は反対や、戦争になる前に平和的外交を進めるなど、反戦・平和というところでは意見は共通でした。同様に、臼杵市議会議長にも要請を行いました。

その後、昨日までの大雨は嘘のようにあがり日差しも差す中、臼杵地区平和運動センターの仲間とともに、臼杵市内を約1時間少し行進しました。

蒸し暑さを感じながら、熱中症に気をつけて休憩をはさみながら、全員で歩き通しました。行きかう車の中はよく見えませんが、市民のみなさんに少しでも訴えることができたと思います。

先ほど、テレビ番組で知りましたが、今年は漫画『はだしのゲン』が雑誌に初めて掲載されて50年目だそうです。核兵器や原発について、唯一の被爆国民として今一度しっかりと考えねばならない時です。

「夜間中学校」模擬教室実施

  大分県もやっと「重い腰」をあげるか??

「夜間中学校」模擬教室を県内で実施

文部科学省の調査によれば、2023年4月現在すでに夜間中学校がある自治体は、17都道府県、夜間中学校の開校を決定したと公表している自治体が11県、開校にむけた検討を進めていると公表した自治体は3県となっています(資料1をご覧ください)。

資料1 (クリックで資料が開きます)

その中で「全くの白紙状態」なのは、大分県を含めて少なくなっている状況です。九州では、検討もできていないのは大分県のみとなっています。

夜間中学校の設置は、2016年(平成28)12月に成立した「教育機会確保法」の中で、「少なくとも各都道府県に1校は夜間中学校が設置」されるように決められました。

それ以前は民間が開校し、戦争などで十分に義務教育を受けられなかった高齢者や、外国から日本にやってきた人たちが主にその対象でした。

しかし、近年何らかの理由で学校に行けず、小学校しか卒業していない、あるいは中学校の卒業証書はもらったけれど「形式卒業」であるなど、義務教育を受けられなかった人たちが増えています。文科省によると、全国に未就学者は少なくとも約9.4万人、最終卒業学校が小学校の人が約80.4万人いるほか、近年は不登校の子どもたちが増加(2021年度は約25万人)しています。また、外国人の数も増えています。そして、大分県も決して例外ではありません(資料2をご覧ください)。

資料2 (クリックで資料が開きます)

そのような、義務教育を実質的に受ける機会がなかった人たちにとって、夜間中学校は重油な役割を果たすことになります。

これまで大分県教育委員会は、「調査したがニーズがない」として、なかなか重い腰を上げようとはしませんでした。今回、ようやく県内6会場(各教育事務所ごと)にて、7月と10月の2回に分け、模擬教室を行うことになりました(資料3をご覧ください)。その状況と成果と課題を踏まえ、今後の取り組みを検討することになります。ぜひ、多くの方に来ていただき、夜間中学校とはどんなものか見ていただきたいと思います。そのためにも、教育委員会はもう少し宣伝を強化してもらいたいなと思っています。

資料3 (クリックで資料が開きます)

事業の成果と課題を十分に検証し、それぞれの市町村教育委員会とも連携して、さらなるニーズの掘り起こしにつなげ、夜間中学校開校に向け事業を進めてほしいです。願わくばそれを機に、県内のいくつかの地域に夜間中学校かフリースクールが設置されていけば、子どもや保護者にとっても選択肢が増えることになります。

夜間中学校設置とその開校に向けて、私も議会で力を尽くしてまいります!!

はじめの小窓No.3 花の美しさと可憐さに心癒されるとき

私の事務所前は、今たくさんの花たちが咲いています。妻が丹精込めて育てており、私は時々お水をあげるだけです(笑)

 

 

夏が近づいて、いろいろな花々がキレイで可憐な花をつけるようになりました。誰に教わるでもなく、どうしてこのような素敵な色の花を咲かせることができるのか?

心癒されるひと時です。

 

 

県内所管事務調査にて

県議会 常任委員会(土木建築委員会)の県内所管事務調査にて

土木技術のすごさとすばらしさを感じるトンネル事業

- どうか、事故なく無事に完成を願います -

 

木曜・金曜日と2日間、土木建築委員会の県内所管事務調査で、玖珠・日田・中津・宇佐の各市町におじゃましました。

いろいろな所を見て回りましたが、その中で心に残ったのは「トンネル」(笑)。

まずは、国道387号線の道路改良事業で川底地区の「淮園ほたるトンネル」。長さは短くほぼ完成に近かったのですが、トンネルの命名と題字は近くの淮園小学校の子どもたちだとか。近くの川では、毎年ホタルも飛び交うそうで、「臼杵と同じだあ」と嬉しくなりました。

 

 

 

次に、国道212号線の「日田山国道路」改良事業で掘っている「日田5号トンネル」です。日田側の一番端っこのトンネルです。工事の途中ですが、少しだけ中に入らせてもらいました。工事途中のトンネルに入るなどめったにはないことで、工事の技術のすごさとそのたいへんさを感じました。

掘ってみないと地質の変化や特質はわからなかったり、掘り進むうちに想定外の水が出たりと、私たちが想像するよりその工事は難しいそうです。生活が便利になるためには、時間とお金とそして人の力と知恵が必要なのだと改めて確認しました。

どうか事故なく、完成に向けてがんばってほしいです。

長期入院のお子さんに付き添う保護者の負担軽減

小さな一歩だけど・・・

長期入院するお子さんに付き添い入院する保護者等の負担軽減

付き添いのために宿泊施設を利用した時の費用の一部を補助

 まだ、予算要求の段階で大きな声では言えないかもしれないけれど、2023年度(令和5年度)の一般会計の事業に「がん対策推進事業」というのがあります。今回、この事業の中に「小児慢性特定疾病(いわゆるがん等)で長期入院する児童の保護者の負担軽減を図るため、付き添いのために宿泊施設を利用した場合の費用の一部を負担する」ために、約89万6千円の予算要求にあがっています。要求額としては、他と比べれば小さいですが、付き添い入院の保護者の経済的な負担がこれで少しだけ軽くなります。

質問中の高橋

付き添い入院における保護者の経済的・身体的な負担が大きいことは、2022年の第2回定例会の一般質問で取り上げ、その支援を強く訴えました。実は、この問題は教職員OBから「議会で取り上げて、なんとか改善してもらいたい」と強い要望があったのです。

3.子どもの難病・がん対策を巡る諸課題について
①「付き添い入院」について
【問】小さな子どもが難病などで入院する場合、家族が「付き添い入院」するケースが多い。付き添いも、残った家族も多くの不便を強いられている。県は子どもの付き添い入院の係る家族負担の現状をどう把握し、どのような支援が必要と考えるか。
【福祉保健部長】付き添い入院の際の困りごととして、宿泊費用や宿泊先の確保、きょうだい児の世話に関することがあげられている。大分大学医学部付属病院は安価で宿泊できるファミリーハウスが運営されている。県立病院では、簡易ベッドの無料貸し出しや家族控室を利用できる体制を確保している。(中略)今後も、情報をしっかり届け、安心して治療に臨める環境づくりに努める。(『かけはし2』NO12より一部抜粋)
「ドナルド・マクドナルド・ハウスふくおか」での聞き取り調査

『かけはし2』NO12には、「家族の心を救う場所」として、難病で苦しむ家族を支える「ドナルド・マクドナルド・ハウスふくおか」へ、聞き取り調査に行った時のことも報告させてもらっています。子ども病院に隣接しており、難病で入院する子どもの家族が、短期間あるいは長期間、そこに宿泊し入院した子どものそばにいることができます。費用も安価です。大分県からも多くの家族が利用していると聞きました。

「ドナルド・マクドナルド・ハウスふくおか」のホテルのようなベッド

大分県にはこのような施設はありませんが、入院した子どもの付き添いで宿泊施設を利用した場合の費用の一部が補助(助成)されるだけでも大きく違います。昨年の一般質問では、改善は無理なのか?と思いましたが、今回の予算要求に挙げられていたので、少し驚くと同時に「よかった」と思いました。議会で訴えたことが少しでも実現化していくことに、議員としてのやりがいを感じました。

付き添い時は、食事が出ないためコンビニ弁当に偏ることや、簡易ベッドしかないため睡眠不足になりやすいこと、交代の人がいないため24時間息を抜く暇さえないことなど、身体的・精神的な負担の課題は解消されていませんが、今回の件をまず一歩として、さらに改善を要求していきながら、付き添い入院の負担軽減を図っていきたいです。

はじめの小窓No.2 ホタル

「ほ、ほ、ほ~たるこい!」
ホタルの季節がやってきました(^^♪

臼杵には、任意団体として「うすきホタルの会」があります。ホタルの自然保護や生態観察などの活動を長きにわたり行ってきました。しかし、だんだんと会員さんも高齢化し人数も減少。県内の他地区でもあった「ホタルの会」は少なくなったと聞いています。
そんな中ですが、臼杵のホタルの会では長年の活動のまとめとして、臼杵のホタルのことを小冊子にまとめ、市内の学校等に配ろうと企画しています。また5月28日には、久しぶりにホタル見学も実施しました。写真ではわかりにくいのですが、場所によってホタルが飛んでいる数も違い、エサが多い自然のままの川辺に多く飛んでいました。
「かつては、もっとたくさんのホタルがいたのだけど・・・」という会員さんお声を聞きました。災害防止のための護岸工事も必要ですが、ホタルたちが住みやすい河川の環境も大事。虫と人間。小さな生き物たちが安心して住める環境は、人間にも必要なものではないでしょうか?