教育現場を席巻する諸課題・諸問題
子どもをめぐる教育的諸問題
<経済格差と学力格差><子どもへの虐待><ヤングケアラー><不登校や引きこもり><支援を要する子どもたちの増加><陰湿化するいじめ問題><夜間学校の設置>等など
教職員をめぐる諸問題
<人員不足><広域人事異動><低い賃金><進まない「働き方改革」><新たな研修制度><定年延長問題><上からの押し付け授業改革>等など
今、子どもたちや教育に携わる教職員を取り巻くいろいろな課題や問題点について、挙げてみました。全てを取り上げることができていませんが、ちょっと見ただけでも本当に多いですよね。なぜ、このように子どもたちや学校教育をめぐり、いろいろ問題が吹き出しているのでしょう。
原因はさまざまでしょう。生活様式が多様化してきたことや貧富の差が顕著になってきたこと。社会の歪みが、立場の弱い子どもに向けられていること。原因ははっきりとはわかりませんが、特別な支援を必要とする子どもたちが、考えられないほど増えていること。
先生たちも、自らの生活設計が立てにくくなるほど、追い込まれています。結婚・出産・子育てといった人生設計を考えなければならない時期に、広域人事でどこの学校へ異動させられるかわからない。そんな情報が若い学生たちに「大分県の若い教員は、どの学校に配置されるかわからない」と噂になり、大分県の教員採用試験の受験者数倍率は、とうとう1.00倍になってしまいました。
他県では、もうほとんどの教育委員会で廃止された、この人事異動ルールが大分県ではまだ活用されています。全国的にも教員の人員不足が言われています。教員として優秀な人材を得るためにも、教職員の働き方の改善は最も急務な出来事です。
エネルギー資源に乏しい日本という国では、人材が最も大事な資源といえます。その大事な資源を生かすも殺すも政策次第です。その意味で、政治家の役割はとてつもなく重要です。子どもたちやその保護者、そして教職員の皆さんが心やすらかに安心して、勉強や教育に打ち込むことができるよう、1議員としてできる限りのことに精一杯頑張りますので、今後ともよろしくお願い致いたします。