県南豊肥地区新型コロナ対策研究チーム その②

県南豊肥地区新型コロナ対策研究チームをつくり、コロナ禍の各自治体や教育現場の困りについて調査・研究をしています その②

7月19日(月)
佐伯市における新型コロナウイルス対策についての調査
福祉保健部健康増進課 10時~11時

調査の2回めは佐伯市。加藤健康増進課長をはじめワクチン接種を担当する福祉保健部ワクチン接種班の方々にお話を伺いました。今回は、御手洗・上田両佐伯市議に同行していただきました。
接種率は11月には目標に到達するとの見通し。予約コールセンター及びネット予約は市独自で、熊本市の事業者に委託したそうです。ほとんどがかかりつけ医での接種だが、スピードを上げるため集団接種会場を2か所設置。訪問接種も実施(ただ、ファイザー製は扱いが難しい)。現在ロスは1本もないとのことでした。
ここでも、「ワクチンの供給量が10日ぐらい前でないとわからないので、供給量の安定と早めの情報提供を」との声がありました。まさに、最前線でコロナと対応しているみなさんの切実な思いです。「国は『早く早く』と言うのではなく、『きちんと打てますよ』としてほしい」とも言っていました。

調査をする県民クラブの議員と
忙しい中対応していただいた
福祉保健部のみなさん

 

こども福祉課 11時~11時45分

続いて、こども福祉課のみなさんと協議。垣野内課長以下4人の方に対応していただきました。ここでは、保育施設が臨時休園した時の子どもたちを預ける場所の問題が話題に。「子どもたちを見守ってくれる施設の設置基準、配置基準の特例について、県下統一の見解を示してほしい」という要望が出されました。子どもを預けたい人と預かってもよい人が登録し、マッチングを行うファミリーサポートセンターが設置されていますが、多くの子の保育はできないという課題もあります。また、臨時強雨付近など母子家庭の方が父子家庭より給付申請の比率は高く、やはり母子家庭の方が経済的に厳しい立場にあることを再認識させられました。

 

佐伯市教育委員会 13時30分~14時30分

午後からは、佐伯市教育委員会にお邪魔しました。宗岡教育長や渡邉教育部長、石井学校教育課長等お忙しい中にもかかわらず、快く対応していただきました。
お話の中で出されたのは、「少人数学級の早期実施」や「スクールサポートスタッフ(SSS)やスクールソーシャルワーカー(SSW)、学習支援員等の配置について全額の予算措置をしてほしい」という、今学校現場が最も必要としていることでした。
また、教職員の接種先行が進む中で、接種しない(できない)職員への誹謗・中傷や差別が発生しないよう、校長会等で指導していくことや保護者への啓発も行っていくことなどが示されました。コロナ対策が進む中で、不安だった保護者も少しずつ安心して子どもを学校に出す家庭が増えたという話を聞いて、現場の先生方が大変なご苦労をされていることに改めて感謝感謝です。

佐伯市教育委員会
宗岡教育長(左端)
同行していただいた
御手洗市議(左)と上田市議