県南豊肥地区新型コロナ対策研究チーム その①

県南豊肥地区新型コロナ対策研究チームをつくり、コロナ禍の各自治体や教育現場の困りについて調査・研究をしています その①

大分県でも6月議会で、新型コロナウイルス感染症に関する調査研究をすすめる特別委員会を設置しました。その名も「新型コロナウイルス感染症対策特別委員会」。委員の数は15人に絞られ、私が所属する会派の県民クラブからは5人だけが委員に選ばれました。事情により、その5人の中に県南豊肥地区選出の議員は含まれませんでした。

そこで、玉田輝義議員(豊後大野市)と成迫健児議員(佐伯市)、それに私の三人で、県南豊肥地区の自治体や学校、医療関係等をまわり、新型コロナウイルスの県民生活への影響を調査研究し、その結果を県民クラブで報告・共有します。必要があれば県民クラブの委員を通じ、特別委員会の場で報告・提案してもらい、今後の対策等に役立ててもらおうという趣旨です。

まずは、7月7日、私の地元臼杵市からスタートしました。

7月7日(水)
臼杵市における新型コロナウイルス対策についての調査
臼杵市コロナワクチン接種対策室 10時~11時30分  子育て支援課 11時30分~12時

まずは、臼杵市のコロナワクチン接種対策室と子ども子育て課子ども支援を訪れました。対応していただいたのは、政策監(福祉保健担当)兼保険健康課長兼新型コロナワクチン接種対策室の杉野室長と、子ども子育て課母子保健グループの芳山総括課長代理ら5人。私たちは、3人に特別委員会委員長の平岩純子県議(県民クラブ)と地元市議会の匹田議員と奥田議員、長田議員が加わり、7人となりました。

ワクチン対策室には、ワクチン接種の進捗状況や困り、市民のみなさんの声や副反応等についてお聞きしました。また、子育て支援については、コロナ禍での一人親世帯の現状や課題、意見や要望等についてお尋ねしました。

やはり、「ワクチン接種に関する正確な情報が欲しい」「ワクチン量が定まらないので混乱している」「供給の見通しが立たないと予約もできない」という意見がでました。「県と市町村との連携が今一つしっくりいっていない」という声も聞かれ、大分県が担当者会議等を開催して、県民生活の現状を聞き、迅速に対応を進めることが重要だと感じました。

また、一人親世帯は収入が減って各種支払いが滞り、教育費に手が回らないといった実態があります。経済的な支援と同時に精神的支援も必要と訴えられました。

 
調査チームの玉田議員(左)
平岩議員(左二人目)
対応していただいた
ワクチン接種対策室のみなさん

臼杵市教育委員会 13時30分~15時

午後からは、教育委員会へ。コロナ禍の学校の実態や問題について、学校現場に直接お邪魔するわけにはいかないので、一番詳しい臼杵市教育委員会でお話を伺うことにしました。

対応していただいたのは、安東教育長と後藤学校教育課長。臼杵市の小中学校の先生方のワクチン接種の状況や問題点、コロナ禍での教育の課題等についてお聞きしました。

8月中にすべての教職員の2回目の接種が終わる予定ということで、臼杵市はわりとスムーズに進んでいるということでした。コロナに関わる差別事象などもなく、現段階で大きな問題はないとのこと。ただ今後、自然災害の発生が多くなる時期を迎え、コロナ対応の中での自然災害対応がうまくいくのか懸念されると述べていました。